みんなのてもみ公式ブログ

2018.12.27

Shall we cake?

みなさんこんにちは。
寒い冬が到来し、咳き込む方やマスクが手放せない方もちらほらと見えてくるようになりましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか? 寒さに負けず、気持ちだけでも夏のように朗らかであることがモットーの、淡路町駅前店の夏目です。

寒さといえばやはり風邪。乾燥も環境も、冬と風邪は切っても切れない関係のように思えます。となると、やはり、風邪予防、風邪対策、風邪へ先回りするお食事なんかが大切になってきますよね。

そう、お食事です。
今回は、この季節だからこそ改めてピックアップしておきたいお食事について、触れていきたいと思います!

 

Lesson1 バター

バターにはビタミンAやビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち、ビタミンDは免疫力アップに効果があるといわれています。食べ過ぎるとコレステロール値が上がってしまうので要注意ですが、食べ過ぎなければ糖尿病の予防になる、なんてデータもあるのだとか。

 

 

Lesson2 砂糖

砂糖は健康という面で見たとき、中毒性や糖尿病へのリスクなど、様々な面から強く勧めることが出来ません。けれど、一日の総カロリーの5%程度でしたら、さほどリスクもなく摂取できると言われています。また、糖分を摂取することは脳への働きに良い効果がある、というのが一般的です。年末の大掃除に師走の仕事納め、身体も脳も疲弊しそうな場面には、ご褒美的に糖分を召し上がられるのも良いかもしれませんね。

 

 

Lesson3 チョコレート

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、生活習慣病への対策として有効である、というデータがあります。コレステロール値の上昇を抑え、心疾患リスクの低下など様々な効果が期待できるとされる一方で、なんと、近年の研究ではアルツハイマー型認知症などにも関わりがあるBDNFを増やす効果が認められているのだとか。これは、年齢と共に減っていき、少なくなると記憶に関わる分野に障害が起こるリスクが高まるというデータが出たそうです。

 

 

Lesson4 

アンズにはクエン酸、リンゴ酸といった所謂有機酸が多く含まれています。これは胃腸の働きを改善するだけでなく、乳酸を減らして疲労の軽減にも役立ちます。チョコレートで有名になったアミノ酸のギャバも、実は、アンズの果肉には多く含まれていたり、発がんを抑える栄養素も含まれていたりと、漢方にも用いられるほど栄養価の高いフルーツなのです。

如何でしたでしょうか?
このように、あまり健康と馴染みのないようなものでも、分量さえ気をつければ意外と生活の役に立つ、ということがわかるのです。

……そして実は、閲覧していただいているみなさんだけに、こっそりとお教えする“これら全部を一度に食べられる”魔法のsweetsが、この世には存在するのです。

それが、こちら!!



そう、ザッハトルテです!

 

 

――時は1832年。オーストリアはウィーン。鮮やかなるクラシックと貴族たちの飽食ひしめくハンガリー帝国。欽定憲法を打ち立てた政治家クレメンス・メッテルニヒに仕える下級料理人の一人でしかなかったフランツ・ザッハーは、「食に飽いた貴族たちを満足させる料理を作れ」と命じられ、ザッハトルテを考案する。貴族たちの舌を大いに満足させたレシピを完成させたとき、ザッハーは未だ16歳の少年であったという――

 

 

チョコレートケーキ王様
今やウィーンを代表する、チョコレートの中のチョコレート。

 

チョコレート風味のバターケーキにアプリコット(杏)のジャムを塗り、更にチョコレートのフォンダン(糖衣)を重ねるという贅沢に贅沢を上塗りするような、それでいて見た目はいたってシンプルな二律背反な背徳感を刺激する、これぞまさしく罪の味。
その傍に添えるのは、黒々と輝くブラックダイヤモンドが如きチョコレートケーキに寄り添う純白の生クリーム。糖分を一切使わず泡立てた魅惑の雲は、チョコレートケーキの甘さと絡めることで初めて、一繋がりの芸術品として、我々の舌を彩ります。

そう、この生クリームというものも、実のところ、侮れない実力があるのです。
ということで……。

 

 

ExtraLesson 生クリーム

乳脂肪のみを原料としている生クリームは、その性質からダイエットの大敵と見なされてしまうことが多くあります。けれどその実、豊富なビタミンB群、とくにビタミンB1は糖質の代謝を促し、ビタミンB2は脂質の代謝を促します。さらにアンチエイジングとして注目されているビタミンEや、肌の保水やホルモンバランスにも役立つカルシウムなど、多くの栄養素がその重要性をつまびらかに指し示しているのです。

もちろん、甘味であるので一日の総カロリーには気をつけていただきたく思います。

 

けれどたまには、自分へのご褒美に、オーストリアの貴族たちが暮らした豪華絢爛な帝国風景を、瞼の裏に写し取るようなクラシック音楽に微睡みながら、ザッハトルテのコントラストに趣きを委ねる幸福をご堪能されるのも、一興なのかも知れませんね。

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