2021.12.09
みなさんこんにちは。淡路町駅前店副店長その1です。
ここのところぐっと寒さが増してきて、冬の足音を感じる日々ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、冬といえばやはりクリスマス。厳しい冬もホワイトクリスマスとなれば、心躍る1日に様変わりする事でしょう。
そんなクリスマスの銀世界をイメージしたお菓子がありますね。
雪化粧で彩られた伝統のお菓子――そう、”シュトーレン”です。
本日はシュトーレンのマル秘健康情報を、おいしくお伝えしたく思います。
シュトーレンの歴史を紐解くと、その起源は古く1329年にまで溯ります。シュトーレンという名前はドイツ語で『坑道』という意味があり、トンネル型の構造からそう名付けられたとか。酵母の入った生地にレーズンやレモンピールやナッツ、オレンジピールなどがふんだんに練りこまれ、粉砂糖で雪化粧のように真っ白になるまでまぶされているケーキは幼子イエスを産着で包んだように見えるということから、1329年、ナウムブルク(ドイツの都市)の司教にクリスマスの贈り物として贈呈されたことから、ドイツやオランダ、フランスではクリスマスの伝統的なケーキとして重宝されているのだとか。
日本に渡ったのは1969年。福岡のスベンスカベーカリー(現在のBROT LAND)で、販売開始当初より伝統的な製法で作られている他、2018年には神戸を中心にドイツ基準のシュトーレン販売が行われているそうです。
さて、そんな伝統的なお菓子であるシュトーレンも、現代に至るまでに様々なバリエーションが考案・制作されています。その中でもポピュラーな制作方法をもとに、その健康の秘密を紐解いていきましょう。
シュトーレンといえばやはり、レモンピール(レモンの皮)が重要です。普段は捨ててしまいがちなレモンピールですが、実は豊富なビタミンのほかにギ酸やペクチンなど、抗酸化作用に恵まれています。それだけではなく、レモンピールに含まれているリモネンやサルベストロールQ40という栄養素は抗がん作用に富んでいて、ガンを予防する作用が期待されています。
レモンピールと同様によく使用されるオレンジピール(オレンジの皮)にも、レモンピール同様リラックス作用などにも効果があるリモネンが豊富に含まれています。ですが、オレンジピールはそれだけではございません。鎮静作用に効果のあるリナロールや、抗炎症作用の酢酸ゲラニル、抗菌作用のシトラールなど、いろんな栄養が含まれているのです!
いちじくにはビタミンB群のほかに、むくみ対策に効果のあるカリウムや、疲労回復に効果のある鉄分など、なにかと不足しがちなミネラルが豊富に含まれています。さらに、視力の回復や肝機能の改善に効果のあるアントシアニンも摂取することができます。
いかがでしたでしょうか。
このように、シュトーレンには多くの栄養が含まれています。
皆様も今年のクリスマスにはシュトーレンを手に取ってみてはいかがでしょうか?