2022.12.11
みなさんこんにちは。
淡路町駅前店の大きい方です。
十二月に入りますます寒くなる中、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
なにかと家に籠りたくなる中、今日は素敵なおうち時間を彩れるようなクリスマススィーツと、健康マル秘情報についてお話ししようと思います。
さて、表題のとおり、本日はクリスマスプディングについてお話ししたいと思います。
そもそも、プティングといわれますと、まず想像するのは黄色くてフワフワの、あのプリンではないでしょうか?
ですが、このクリスマスプディングは、実は私たちがスーパーなどで見かけるいわゆる”プリン”とは、まったくの別物だったりします。
では、どいうものなのか。
クリスマスプディングの由来と共に、その伝統を紐解いていきましょう。
クリスマスといえば、パートナーと過ごしたりイルミネーションを見たりと様々なイメージがありますが、英国ではとくに、家族と過ごす大切な日、という側面が強いそうです。
そんな大切な日なので、用意する料理は特別な物ばかり。ローストポテトにクリスマスハム。ローストチキンにクレイビーソースを添えて……など様々ですが、その中でもデザートであるクリスマスプディングは、十二月二十五日のクリスマスにあわせて一ヶ月以上も前から準備をすすめるのだとか。
クリスマスプディングの準備は、生地をかき混ぜるところから始まります。生地をかき混ぜる時は必ず家族そろって、願い事を唱えながら一回ずつ、丁寧にかき混ぜます。この際、必ず東から西に向けてかき混ぜるのだとか。これは、イエスキリストの誕生を祝福した東方の三賢者が、東から西にやってきたことに由来するのだとか。ちなみに、この三賢者が祝福をした場所をベツレヘムといい、そのとき、星が瞬いたことから、クリスマスツリーの上にはベツレヘムの星を飾るようになったそうです。
そんな有難い逸話になぞらえて願いを込めた生地に、指輪や硬貨、ときには指ぬきボタンなどを入れて、切り分けた際に当たった人の幸運を祈る……つまり、おみくじにしていたようです。
さて、そんな由緒ある伝統スィーツ、クリスマスプディングには、健康のとても役立つ要素が秘められていたりします。
クリスマスプディングのレシピは、各家庭ごとに秘伝のレシピがあり、それを受け継いでいるそうですが……今回は、もっともポピュラーなレシピをご紹介いたします。
・スエット(牛や羊の油)、オレンジピール、レモンピールを細かく刻む。
・上記の材料に、・レーズン70g・サルタナ70g・カレンツ70g・パン粉80g・三温糖50g・ナツメグ小さじ1/4・シナモン小さじ1/4・卵2個・牛乳大さじ2・ブランデー大さじ2・ラム酒大さじ2を入れ、よくかき混ぜる。(このとき、願いを唱えながら東から西へ!)
・冷蔵庫で一日寝かせ、バターを塗った型に生地を入れ、ワックスシートとアルミ箔をかぶせてニ時間程度蒸し上げる。
・食べる前に少し温めて、ブランデーを掛けてフランベ。青くきれいに燃え上がるクリスマスプディングを楽しんだ後、ホイップクリームを添えて食べる。
以上です。こうしてみると、やはり普通のプディングとはなにもかも違うことがわかりますね。
さて、そんなクリスマスプディングには、いくつかの健康要素があることがわかりますね。
以前にも取り上げた事が有りますので一部は除いて……本日触れていきますのは、ズバリ、レーズンです!
上記のレシピにも、一部見慣れない名前があると思います。サルタナ、そしてカレンツですね。これらはレーズンの一種で、とくにサルタナは日本ではトンプソンレーズンという名称で親しまれています。
レーズンはぶどうを乾燥させたものですが、生の皮つきブドウよりも、ずっと栄養価が高いことで知られています。
たとえば、生のブドウにナトリウムは含まれませんが、レーズンになると含まれていたり。
ミネラルが豊富なレーズンには、生活習慣病の予防やストレス軽減、貧血予防に疲労回復と様々な効果が期待されるのです!
寒い日は、今後まだまだ続きそうですが、健康に待ったはありません。
厳しい冬を乗り越えてるためにも、クリスマスに向けて健康スィーツの準備をしつつ、幸福を願うのもいいかもしれませんね。