みんなのてもみ公式ブログ

2019.11.26

東洋医学の成り立ち Vol.2 ~お灸~

こんにちわ!

神田北口鍼灸治療院の石原です。

 

先日の“てあて”のお話に引き続きまして、今日は”お灸”のお話をさせていただきます。

 

 



 

東洋医学でよく耳にする”お灸”や”鍼”そして”推拿(マッサージ)”や”薬湯”。

これらは中国の東西南北の各地域で派生したといわれております。

 

お灸は北ですね。

寒い地方です。

寒いから温めたかったんですよね。

分かりやすいです。

 

それだけなんですけども。

それだけでは面白くないので、もう一つウンチクを加えたいと思いますね。

寒い地方で発達したお灸なんですが、寒いのでみなさん服を脱ぎたがりません。

そこでお灸と同時に発達したのが、肘や膝から先のツボなんですね。

 

指先の爪の脇にツボがあるということは、とくに女性ならよく耳にされるかもしれません。

美容とかフィットネス業界なんかでも時折とりあげられてますしね。

でもそれが寒くて服を脱ぐのがイヤだから、体の不調を指先で何とかしようとして発達したとはあまりご存知ないようですw

 

すごいですよね。

強引ですけれども、これがすごいんです。

巷の足つぼや耳つぼよりもはるかにディープに構成されております。

 

ま~なんせ何千年という時間をかけてますからね。

昨日今日ちょっと出てきたものとはワケが違います!

(足つぼや耳つぼを否定しているわけではありませんので悪しからずw)

 

 

我々学生時代の若かりし時分には、肘や膝から先のツボなんて教わっても実感できないものだから、大概の学生はスルーします。

なんせそこだけで全身を整える勢いで、急に深い理論展開がなされるわでですから。

いわゆる”捨てて”テストに臨むわけですw

ぼくはちゃんとやりましたけどね!


楽しかったですから。


 

しかしこの年齢になりますとね、わりとわかるんですよね。

様々な不調が、確かに肘から先のツボで調整が効いてくるんです。

女性で血の道の良くない方はは若い頃から実感できますけどね。

 

こうやって紆余曲折を経ながら自身のスキルアップが成されてゆくのです。

人生一生修行中ですね!!

 

 

鍼灸治療に興味のある方はぜひこちらをご覧くださいませ!

 

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2019.11.25

神田駅前店 リフレッシュ!

温かいお布団から抜け出せなくなる季節になりましたね。

こんにちは、神田駅前店の堀越です。

神田駅前店は先日、内装のレイアウトを大幅に変更いたしました。

小さいお店でギュウギュウになっておりましたが、

受付の場所を変えたことにより広々とした空間になり、

より寛いでいただけるようになったと思います。

10月より新しくなったトータルヘッドケアコースも大変ご好評をいただいております。

これからますます寒さが厳しくなりますが、皆様どうぞご自愛をいただいて、

それでもまだ調子が上がらないなと思ったら、是非お手伝いさせてくださいね。

日頃のケアや、健康に関するご相談など、是非お聞かせください。

少しでもお役に立てたなら何よりです。

スタッフ一同、心よりお待ちしております!!

 

2019.11.24

東洋医学の成り立ち Vol.1 ~てあて~

こんにちわ!

神田北口鍼灸治療院の石原です。

 

たまには専門的なこともお話しなければと思い立ち、東洋医学のルーツに立ち戻ってお話してみようと思いました。

ルーツからのお話になりますので、このシリーズは長いですよw

 

Vol.1として“てあて”についてお話させていただきたいと思います。

有名なお話ですし施術中のトークのネタにもよく使われますので、すでにご存じの方も多いかと思います。

初めての方はご覧くださいませ。

 



 

 

“てあて”は手当てですね。

文字通り手を当てる行為です。

患部に手を当てるだけでなく、包帯を巻いたり絆創膏を張ったりなど、応急処置全般を指す場合が多いように感じます。

”応急手当”っていいますもんね!

ところでルーツとしては、文字通りの手を当てる行為そのものが答えですね。

 

 

みなさん例えばどこか、机のカドとかに手をぶつけたとします。

 

「痛てっ!」

 

って、ぶつけた手を反対の手で抑えますよね?

 

 

それが手当です。


 

 

どど~ん。

大げさにしてみました。

 

 

ぶつけたところを、試しに抑えないで我慢してみてください。

ものすごく落ち着かないですから。

どうしても抑えたい衝動に駆られます。

そして抑えると痛みが心なしか落ち着くし、なにより安心できるんです。

抑えるのを我慢したあとならば、なおさら安心感を得られますw

 

痛みやつらさを感じたら、動物ならたぶん舐めます。

人はまず手を当てるんですよね。

 

手を当てても引かない“つらさ”に対して、人はさらに刺激を求めます。

「もっと強く」とか

「もっと深く」とか

「もっと温かく」とか

中にはそれでも足らなくって、とうとう人の手では及ばなくなってきます。

そこで登場するのが

 

“石”


 

なんですよね。

より硬いものでより強い刺激を求めるのです。

そしてとうとう皮膚の上からでは足らなくなって皮膚を破りだすのです。

 

それが鍼やメスのルーツとなったと言われております。

 

 

原始時代のお話ですよね。

現代では、遥に繊細な処置が考案されております。

 

「手では足らないけれども、とはいえ痛い処置は嫌だ」

 

たぶんこんなお声が一番多いような気がいたします。

「それが人情だよ」なんて思いたくなりますが、お隣の韓国や中国では、現在でもかな~り“痛い”治療が主流のようです。

日本ではどうしたら痛くないかを徹底的に追求しました。

その思いが“鍼”に込められているんですね。

とってもやさしい道具なんです。

みなさんそんなに怖がらないであげてください。

 

こんな形で手当てから鍼のお話へ自然に移行しておきながら、次回は“お灸”のルーツをご紹介いたします。

それでは、また次回。

 

 

 

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