2022.06.16
皆様こんにちは神保町店太田です。
突然ですが、お休み中に突然足がつって翌日まで痛みが残っている・・・なんて方いませんか?
そんな「足がつる」という現象ですが、いったい何が原因で起きているのでしょうか?
睡眠中に足がつる原因を理解するには、まずは睡眠そのものについて知る必要があります。通常、睡眠状態にある人間は、多くの汗をかくものです。そのため、体内の水分量が減ってしまいがちです。さらに、体をほとんど動かさないため、心拍数が低下し、血行が悪くなっています。このような状況下で寝返りを打ったとき、場合によっては、足の筋肉が暴走し過剰に収縮してしまうことがあります。これは足の筋肉に想定以上の大きな負荷がかかった証拠であり、その結果として足がつってしまうわけです。
上記のようなメカニズムで発生する「足がつる」という現象ですが、なる人とならない人がいます。それでは、その違いは何なのでしょうか。大きな原因の1つとして、運動量が考えられます。一般的に、運動量が減少すると筋肉量も減少するといわれています。そして、足の筋肉量が減少すると、乳酸などの疲労物質が蓄積されやすくなり、これが筋肉の細胞の暴走を招く要因となっているわけです。
足がつる原因が分かったところで、その痛みを和らげる方法もご紹介します。
前述のとおり、「つる」というのは筋肉の過剰な収縮によるものです。なので、基本的には、「力を抜いてゆっくりと伸ばす」という行為によって、痛みを緩和することができます。痛みが出ている間は全身に力が入りがちですが、それでは痛い時間が長くなるだけです。難しいかとは思いますが、痛いときこそ冷静になって、患部の筋肉をゆっくりと伸ばすようにしてください。
また、予防法もあります。運動不足による足の筋肉量の減少が大きな原因なのですから、足の筋肉、特にふくらはぎを日頃から鍛えておくことが、「つる」ことへの1番の予防となります。そのためには、カーフレイズという運動が効果的です。これは、「両足でつま先立つ→床スレスレまでゆっくりとかかと下す」という動作を繰り返す運動です。初心者の場合は20回×3セットほどおこなえば、十分な運動になるのでおすすめです。
いかがでしたでしょうか。ここまで睡眠中に足がつる原因を中心に見てきました。「睡眠中に頻繫に足がつる」という場合には、ここで紹介した緩和法や予防法を試してみてください。