はじめに
みなさんこんにちは。
淡路町駅前店副店長の大きい方です。
まだまだ冬型の気圧配置が終わらず三寒四温が続いていますが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
本日はつらい寒波を乗り越えるための健康技法を皆様と共有したく、筆を執らせていただきました。
そもそも寒波って?
寒波(coldwave)とは、北極や南極といった極、高緯度で冷却された気圧が、中緯度や経緯度の地域に流れ出すことで起きます。そのため、気圧が冷却する程寒い高緯度の地域では、夏でも寒波が起きる事が有るそうです。
寒波の影響
当然、寒波が訪れると体は冷え、体温が下がります。そうすると起こりえる代表的な健康被害が、低体温症です。低体温症とは、人間の内側の体温が健康を維持する温度を基準値より下回った際に起こります。主には、深部体温といわれる深い位置の体温、直腸温などが35℃を下回ると、低体温症と謂れ、最悪のケースですと、凍死という結果をもたらしてしまう事も……。
低体温症になってしまったら?
いざ、体温が下がってしまったらどうしたらいいのでしょうか?
慌ててむやみやたらに温めてしまうと、急な血流改善のせいで心臓への負荷が高まってしまったり、温かい飲み物はいいのですが、アルコールやカフェインを摂取させることで血管が拡張や収縮を起こし、脳へ酸素が思うように運ばれず、障害を残してしまう事が有ります。
そのため、濡れていれば乾燥させ、毛布などでじっくり温めてあげたり、脇の下や肩甲骨の間、鼠径部といった、大きな血管があるところを意識して温めてあげることが重要となのです。
まとめ
このように、寒波による寒さの影響というのは、人間の肉体に様々な悪影響を及ぼします。日頃から身体を冷やし過ぎないように注意を払い、皆様で元気に冬を乗り越えましょう!
ところで。
寒波、ときくと、なにかを思い浮かべませんか?
寒波
かんぱ
カンパ
……カンパリ!
ということで、本日の健康テーマは色鮮やかでおいしい魅惑のアルコール……カンパリについてご紹介していきます!
イタリア生まれの魅惑のルージュ ~カンパリの秘密~
お酒の飲める場所へ足を運ぶと、一度は目にした事が有るのではないでしょうか?
カンパリオレンジ、カンパリソーダ、カンパリウーロン、なんてものまで。透明感のある鮮やかな赤色と、ほんのわずかな甘みに引き立つアマロ(苦味)が特徴的なカンパリですが、その製造方法は現在でも謎のベールに包まれています。様々なハーブによってかたどられているカンパリですが、詳しい成分は製造者しか知らない、のだとか。そのため、はっきりとした成分は、水とアルコールのみ! こんなにも普及しているリキュールなのに、なんとも神秘的ですね。
カンパリの生みの親であるガスパーレ・カンパリは、ミラノの有望な大聖堂広場に面したカフェで、カンパリの前身であるビッテル・アルーソ・ドランディアを開発。その後、彼の弟が名を自分たちからとってカンパリ、と改めると、瓶詰での販売をおこなうようになったそうです。
現在でもその名をとどろかせるカンパリグループは、ウォッカ製造で著名なスカイウォッカ社やベルモット製造で著名なチンザノ社を傘下に収める一大企業へと成長を果たしたのですが、その成功の陰にカンパリの瓶が垣間見える事に、疑う人はいないことでしょう。
カンパリと健康
さて、そんなカンパリですが、健康面でみたときに、いくつかの要素が浮かび上がります。それは、製造法が明らかになっていないカンパリの中でも、わずかに判明している材料から見て取ることが出来ます。
それが、ビターオレンジ・キャラウェイ・コリアンダー、リンドウの根といった60種類にも及ぶ材料群です。ビターオレンジについては以前の記事でも触れましたので、今回はその中でもキャラウェイとリンドウの根について触れていきたいと思います。
・キャラウェイ
和名でヒメウイキョウとも呼ばれるセリ科の植物です。キャラウェイシードの名で流通している種子は、甘い香りとほろ苦い味わいがあることから、遥か昔では惚れ薬の材料になっていたりもしたとか。なんともオリエンタルで新派的ですね。そんなキャラウェイですが、怪しげな来歴とは裏腹に、その薬効は健胃であり、腹痛や気管支炎に効果があるといいます。風邪をひきやすい今の季節にピッタリですね。
・リンドウの根
リンドウとは漢字で竜胆とかきます。これは苦味で有名な熊胆(くまのい)よりも更に苦いから、クマより強い竜が当てられている訳ですね。そんな竜胆ですが、当然ながらとっても苦い。綺麗な紫色の花も、鮮やかな緑の葉もとても苦いそうですが、その中でもとくに苦味が強いのが、根っこにあたるそうです。そしてその根っここそが生薬の源であったりします。この苦味が胃液や膵液、胆汁を増進させ消炎解毒の効果があるのだとか。苦味、侮れませんね。ただし、とても強い効果がある分、体温を奪いやすく、妊婦さんなどはNGなんだとか。
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
このように、カンパリには数多くの薬効があり、私たちの体を助けてくれます。もっともアルコールには違いないので取り過ぎは要注意、ですが、飲みたいお酒に迷ったら、カンパリを手に取って、はるかミラノの大聖堂へ思いを馳せるのもよいかもしれませんね。