2023.05.15
みなさんこんにちは。
淡路町駅前店副店長の一人です。
ここのところ、厳しい寒暖差が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
寒暖差や気圧の急激な変化で及ばされがちなのが、ズバリ、自律神経の乱れによるお身体の不調、ではないでしょうか?
そこで!
本日は、そんな日々の悩みをズバリと射貫く日本古来伝統の飲料について解説いたします。
――能々口伝、可秘、可秘。(これよりは言葉にて伝え、よくよく秘密にせよ)
日本酒、とききますと、皆様はどんなものを思い浮かべられますでしょうか。
さわやかでほのかに甘く、のどごし清らかで楚々とした味わいのお酒。そんな印象が深いのではないでしょうか。
室町時代、日本最初の民間酒造技術書「御酒之日記」がまとめられ、唯一、当時の具体的な酒造技術を伝える古記録として今もなお重宝されています。これには段仕込み(酵母の環境を整え、活性させる)や諸白造り(精白米を用いる事で透明度を高める)など、現代の日本酒製造においても大切な要素がふんだんに盛り込まれています。とくに火入れと呼ばれる項目には、かの近代細菌学の開祖と謳われたルイ・パスツールが発見したとされる「加熱殺菌」を、パスツールが見つける五十年も前に利用していたことが伺えます。
そんな古来より親しまれてきた日本酒は、現代では海外への輸出や地域ごとの個性差など、様々な工夫と共にその楚々した味わいを崩さぬまま発展・伸張がはかられ続けています。ここ数年で手軽に入手できるようになった小ボトルの日本酒も、その工夫の一端であるようですね。
さて、そんな日本酒ですが、なにも「おいしい」というだけが魅力というわけでは、もちろんありません!
実は、日本酒には、とってもおいしい健康の秘訣が盛り込まれているのです!
1.アデノシン
日本酒に含まれるアデノシンは、表情筋の伸縮を防ぐ、という効果があります。また、コラーゲンの破壊を促す酵素を防ぎ、コラーゲンの合成を助けます。つまり、顔回りのシワ・ハリの改善に役立ち、お肌の調子を整える、ということですね。
2.コウジ酸
日本酒に含まれるコウジ酸には、シミ・ソバカスの元となるメラニンを生成する酵素・チロシナーゼを抑える効果があります。つまり、シミの元になる細胞に直接働きかけ、その効果を防いでくれる、という、非常に高度な美白効果が期待できる、ということですね。
いかがでしたでしょうか?
このように、日本酒には伝統名高い歴史とおいしさだけでなく、こんなに有り難い効果が秘められていたのですね。
もちろん、お酒ですからカロリーの観点やアルコールの観点からみても多量の摂取はお勧めできません。
ですが、寒暖差の激しい毎日に1献の癒しとして召し上がっていただくにはよいかもしれませんね。